卵巣嚢腫のこと。

2021年の夏、約13cmの皮様嚢腫という巨大卵巣嚢腫を摘出しました。

発覚まで

2021年の7月初め、下腹部に違和感を感じました。

 

わたしは生理は順調なほうで、毎月きちんとほぼ予定通りにきていました。年々生理痛がひどくなってきているなぁと毎回気になってはいました。

7月の生理もいつも通り7/2から6日間で終わりました。

 

でも7/8、生理が終わったのになんか下腹部がキリキリ、チクチク痛い…。座ってても立っててもなんか痛い…。しかもなんか今日はやたらトイレに行きたくなる…。そんな感じでした。

 

まぁ寝れば治るだろうと思いたくさん睡眠をとりましたが、次の日も1日同じ症状でした。

 

その日の夜、うつ伏せになってスマホを触ってると「ん?床に触れてる感じがいつもと違う?」下腹部が腫れてる感じがしました。

仰向けになって下腹部を触るとなんかポッコリしてるし、なんか硬い!

これ絶対おかしい!絶対婦人科系のなんかだ!と思い、週明けに産婦人科に行くことを決意。

 

予約と仕事のタイミングが合わず、初診はその次の週になることになりました。

初診までの1週間は、下腹部のチクチクした痛みや立っているのも辛いぐらいの腰痛、うつ伏せになったりキッチンによりかかったりするときに感じるポッコリ感とで、モヤモヤ不安がありました。

わたしの場合は、不正出血や便秘などの症状はありませんでした。

 

 

そして7/19初診の日。

女医さんの婦人科クリニックで人気があり、待ち時間がたくさんありました。(こういうことがあるからなかなか病院って行きたくないのよね笑)

しかもこのご時世、コロナ対策もなかなか厳しかった…

 

診察の前に、看護師さんにかなりたくさん質問されました。

結婚はしてないですか?

妊娠や中絶の経験はないですか?

タバコは吸ってないですか?

初潮はいつでしたか?

月経の量は多いですか、少ないですか?

月経周期はどのくらいですか?

月経について気になることはありますか?

子宮頸がん検診はしていますか?

家族にガンや糖尿病などなどがある人はいますか?

......などなどほんとに細かくたくさん!

 

でも細かく聞いてくださったおかげで、わたしも気になることを全部喋れたし、自分の体のことを振り返ることができたのでいい機会だと思いました。ぜひ真剣に考えて全部伝えてくださいね!笑

 

そして先生とご対面。簡単な確認をしたあとにいよいよ内診台へ。

婦人科はほんっとうにこれが嫌なんですよね。いくら女医さんでも恥ずかしいもんは恥ずかしい!

(ちなみにわたしは子宮頸がん検診を26歳ぐらいに1度やったきりで、やっぱり恥ずかしくてその後はまったく検診をしていませんでした。)

 

覚悟を決めて内診台にあがって診てもらうと、先生が「あら〜卵巣が腫れてるね〜。」と一言。

「え?腫れてる?それって大丈夫?」と思ったと同時に、この不快感の原因がわかって正直ホッとしました。

 

下着をつけて診察室に戻り先生と向き合うと、いきなり「手術でとるしかないね。12cmぐらいかな。」と。

 

「え??手術!?12cmって!?」

 

寝っ転がってお腹にジェルを塗ってエコーを見せてもらうと、片方の卵巣がかなり腫れているとのこと。素人では画像はなにがなんだか全然分からなかったけど、とりあえず卵巣がかなり大きいということだけは理解しました。

通常2cmほどの卵巣がそんなに大きくなるなんて…

 

「とりあえずMRI撮らないといけないね。卵巣は手術でとってみないとなんともいえないものだからね。まあ髪の毛とか歯とかが入ってるやつだと思うけど。とりあえず大きい病院に紹介状出すからね。」

 

サバサバした女医さんが説明してくれるも、もうわたしの頭はなにも考えられず、生まれて初めての手術という不安でいっぱいになりました。

 

「これって…命に別条はないですよね?」と聞くと

「う〜ん、まだなんとも言えないけど、良性か悪性かは7:3…まぁ5:5かな!」

 

「5:5!?え、半分の確率でやばいのわたし!?」とプチパニック。

 

「血液検査とかしないと分かんないしね。でも腹腔鏡手術で取れると思うから。万が一卵巣がんなら抗がん剤になるけど、たぶん皮様嚢腫だと思うけど、うん。」

 

先生〜、先生の言葉ひとつひとつに安心したり不安になったりするんですけど〜〜!!

 

とりあえず採血をして腫瘍マーカーの検査結果が出たらまた話を聞きに来ることになりました。

腫瘍マーカーは結果が出るまで1週間ほどかかるということでしたが、この年はオリンピック開会式の関係で祝日が続き、ちょっと遅くなるかもということで(くぅ…なんてタイミングが悪いんだっ)、7/29に予約を入れました。

 

採血をするためにベッドに横たわると、看護師さんが「いきなりいろんなこと言われてびっくりしたよね。ゆっくり分かっていけばいいからね。」と声をかけていただきました。

 

もう考えてもしょうがない。とりあえず検査結果が出るまでにいろいろ調べて、不安なことは先生に聞いてみよう。と自分に言い聞かせました。

 

その日は、下腹部が痛くなったら飲むための痛み止めをもらいました。

卵巣は大きくなると捻れたり破裂したりする恐れがあるので、重いものを持ったり激しい運動をしたりしないように言われました。性行為も禁止です。

 

金額は、初診で内診と採血などをして約5,500円でした。

 

次回に続きます♩