卵巣嚢腫のこと。

2021年の夏、約13cmの皮様嚢腫という巨大卵巣嚢腫を摘出しました。

入院2日目(手術当日)

2021年8月20日。手術の日が来た!

 

その日の夜はなかなか眠れず何度も起きました。手術が9:30からの予定で、水分が摂れるのが3:30までだったのでギリギリまで水分を摂りたくて起きるたびに飲んでいました。前日の微熱が気になって布団を被ったら暑いしめくったら寒いしの繰り返し。手術怖いな〜とか手術後は痛くて寝れんのだろうな〜とかいろんなことを考えてしまいました。

だんだん白む空をボーッと見ながら、6からのシャワーの時間を待ちました。

あまり寝てないの全然眠くなくてむしろ目がギンギン。

 

シャワーの後、7時に浣腸。人生初の浣腸。これめちゃ不安でした。入れられた瞬間にお腹がグルグル〜ってきてびっくりしました。看護師さんに「自分の感覚でいいので3分待ってくださいねー。」と言われ、トイレに移動し便座に座った状態で待ったけど、もう限界!!ってなって「もはや移動に2分かかって今座って1分経った!!絶対3分!」ってなっていました。たぶん2分経ってなかったかも…笑

 

部屋に戻って下着(パンツ)のみになって手術用の寝巻きに着替えたあと、点滴を入れてもらいに処置室へ行きました。点滴は看護師さんじゃなくてお医者さんが入れるんですね。

 

その後、看護師さんに肺血栓防止ソックスを履かせてもらいました。ふくらはぎの太さに合わせたピチピチのハイソックスで、爪の色や足先の様子がわかるように(?)つま先は開いています。めっちゃきっついので下からちょっとずつ均等になるように履かせていただいて申し訳ない気分でした。

 

手術日は個室でお泊まりと言われていたので、8時頃に看護助手さんにベッドと荷物を運んでいただいて移動しました。個室には洗面台とトイレも付いていました。

個室に来てテレビをつけていても不安と緊張でなにも入って来ず。

長い髪の毛は2つ結びしなければいけなかったので何十年か振りのツインテール…。下の方で結んだけどアラサーにはだいぶきつかったです。

 

そしてついに9:30!!
看護師さんに「手術室に呼ばれたので行きましょうか〜」と言われたので、謎の声を出しながら歩いて手術室に向かいました。コロナ禍だったので、看護師さん1人の付き添いでもちろん家族はいませんでした。家族がいたら不安は少なくなったのかは分からないけど、家族をギリギリまで不安がらせたくないし、いつかはひとりで手術室に入らなきゃいけないのでそんなに変わらないのかなと思いました。(この瞬間はそれを考えてる余裕はなかったのかも笑)

 

2つ結びの髪をヘアキャップに入れて中に入るとたくさんの先生と看護師さんがいました。手術の確認用紙を渡して名前を生年月日を伝えました。主治医の先生に「左の卵巣とってもいいんだよね?」と最終確認をされ「はい!」と覚悟を決めました。

なんか皆さんなごやかムードで普通に喋ってるし、ドラマで観るようなシリアスは雰囲気は全然なくてこんな感じなんだ〜と思いました。

 

手術室にはたくさんの機材があって手術台を見てドキドキがMAXに!でもあとは6、7人ぐらいの人たちにされるがままでした。

 

はいここで靴脱いでー、はいここに腰掛けてー、まだ寝っ転がらないでねー、服脱ぎますよー、(バスタオルで隠してくれながら)パジャマのひも外しますよー、はい手抜いてー、はい寝っ転がってー、ショーツも脱ぎますのでお尻あげてー、はい楽にしてー、はい腕ここに置いてー、はいメガネとりますー、はいマスクも外しますー、、、

 

ひゃーとなっていると足があったかい毛布に包まれて、頭の上で先生が麻酔のマスクをスタンバイしていました。わたしは涙目。

マスクをはめられたとき、うーうー言いながら必死に息を整えていました。「ゆっくり深呼吸していてくださいね〜」と言われたけど、なんか苦しい!なんか酸素薄くないですかー!?って焦ったけど結果的には大丈夫でした。(過呼吸かい笑)

 

全身麻酔はストンと落ちる感覚だといろんなブログで読んだことがあったので、どんな感じなんだろう〜とちょっと楽しみにしていました。

先生に「目を開けたままゆっくり深呼吸を続けていてください。」と言われているうちに、天井の光がだんだんボヤ〜としてきてその後の記憶がまったくなくなりました。あの感覚はすごい!

 

******************


名前を呼ばれて目を開けると、普通の睡眠から起きたのとは違う目覚めの感覚がありました。

その瞬間「オエ〜〜〜〜」とすさまじい吐き気が。わたしの姉が全身麻酔や部分麻酔から覚めた時はいつも吐いてしまうと言っていたのでわたしもそれかと一瞬で思いました。でも袋や洗面器がないところでは吐けないっと思ってたら口からなにかがズルンと出てきました。たぶんあれは気管チューブで、その異物感で吐きたくなっていたのかもしれません。

そして次の瞬間にはものすごく寒くなって足がガクガク震えていたのを覚えています。「寒い」と言いたかったのに声が出なくて、自分の思うように体が動かないことにびっくり。看護師さんに「寒い?」と聞かれてうなずくことしかできませんでした。

 

このほんの数秒で吐き気と寒気がきたと思った直後に「いたたたたたたーーーー!!!」とお腹とおへその激痛が襲ってきました。

その時に手術台からベッドに、いちにのさんでうつされました。それはそれはめちゃ痛かった…。意識がないうちにうつしてもらいたかった!と思ったけど、目覚めてからうつすものなんですね。「痛いーーー」と叫びたいのに声が出ず。もうぐちゃぐちゃの顔をしていたと思います^^;

 

ガラガラガラーとものすごい勢いでベッドで運ばれている間、おへそが燃えてるのかと思うぐらい今までに感じたことのない痛みがありました。お腹もめちゃ痛くて、抱えてギュっと丸くなりたいと思ったけど、手すら全然動かなくてとにかく耐えるしかありませんでした。

 

病室に戻ると看護師さんに「おかえりなさい〜!頑張ったね〜!」と迎えてもらい、着替えさせてもらいました。(たぶん)

「今の痛みは、今までに感じたことないぐらいの強い痛みが10だとしたら0からどのあたり?」と聞かれ「じゅう…」といってるつもりだったけどなかなか声になっておらず、「9?」と聞かれたのでもうそれでもいいから痛み止めでもなんでも打ってくれーと思ってめちゃうなずいていました。

あまり覚えていないけど、中の方の痛みというより外側(おへそ)の痛みが強かったと思います。おへそを燃やされているのかえぐられているのかってぐらいジンジンした感じでした。

まだ震えるぐらい寒くて、やっと声が出せるようになり「寒い…」と言うと、「麻酔から醒めたばかりだからねー!すぐ戻るよー!」と言われました。麻酔から醒めたばかりのときは体温調節がうまく出来なくて寒く感じることがあるそうです。

しばらくすると点滴の痛み止めが効いてきたのか、少し落ち着いて寒気もなくなりました。

 

膀胱がものすごく圧迫されている違和感があって「おしっこ漏れそう!」と思ったら、左手にチューブが触れて尿道カテーテルが入ってることに気がづきました。ベッドの上でおしっこなんてできるはずがないと不安だったけど、自分の意思で出すのではなく自然に出ているものだったのでよかったです。(様子を見にきてくれる看護師さんみんなに「よく出てるねー!」と褒められテヘヘって感じでした。)

 

両腕に点滴を入れられているし紙おむつを穿いておしっこの管入ってるし、ほんとになにもできずにTHE病人でした。さらにのどがかすれていたのであまり上手に喋れなかったけど、看護師さんが丁寧にいろいろ聞いてくださったので不便ではなかったです。ありがたや〜。

(この状態で大きな地震が来たら、自力で動くのはもちろんのこと動かされても激痛なのでつらいからもう諦めよう…なんて変なことをボーッと考えていました。)

 

看護師さんに「お腹切ってないですよね?」と確認すると、「大丈夫だよ。予定通り腹腔鏡手術で取り出せたよ!全部で600gぐらいだったんだって。大きかったね〜!」と言われました。全部で600gもの腫瘍と卵巣がわたしの体からなくなったんだ〜と不思議な気分でした。

 

LINEができるぐらいに動けるようになったので家族に連絡。病室に戻ってきたのが11時ぐらいだったみたいで、LINEをしたのが12:30でした。母が「手術が終わったと主治医の先生から電話いただいてたから安心したよー。早かったね!電話は10:30頃にもらったよ!」と言っていました。手術は約1時間だったみたいです。

 

全身麻酔の後は気持ち悪くなったり頭が痛くなったりするみたいですが、わたしの場合は全然なにもなくて普通にスマホをいじっていても大丈夫でした。暇で気分は全然悪くないので、痛みの気を紛らわせるためにテレビを観たかったけどさすがにそれは止められました^^;

こんなに気分が悪くならずにスッと普通になれるなんて、麻酔科の先生すごい!と感動していました。

 

強めの痛み止めは6時間あけないといけないということで、夜中に痛くなった時に打って欲しかったので少し我慢していました。看護師さんが何度か「痛みは大丈夫ですか?痛み止め入れましょうか?」と聞いてくれて、普段わたしは痛みを我慢しがちですが、さっきのものより少し弱めの痛み止めを打ってもらうことにしました。

 

術後5時間は水分を摂ることはできないので口が渇いてつらかったという人もいるそうですが、わたしはそんなに口の渇きがなかったです。ただ、のどがかすれてつらそうだからと看護師さんにうがいをさせていただきました。ベッドの上で頭も上げてはいけないので横を向いてうがいをするのが難しかったです。

 

少しずつ動けるようになってきて、体の向きを変えるようにしました。体ごと横を向くとお腹の中がグルグル〜と動いてびっくりしました。向きを変えるたびにグルグル〜ゴッゴッゴ〜と内臓が動いている感じがしました。癒着しないためにも大事だ!早く治るようになるぞ!と思って積極的に向きを変えまくりました。

もともと腰痛持ちなのでずっと横になっているのがつらくなっていました。膝を立てたりゴロゴロ向きを変えたりして、お腹と腰の痛みに耐えながら動いてとにかくいろんな気持ち悪さに耐えました。

 

いろいろ不安で怖くて、でも初めて経験することだらけの絶対に忘れられない1日になりました。もう経験したくないけど笑

手術前は全然眠れなかったのでこの日はぐっすり寝ました^^

 

 

術後生活について次に続きます♩

 

入院1日目(手術前日)

久しぶりの投稿になってしまいました…。

今回から5泊6日の入院生活の記事を書いていきます。

 

8/19(入院1日目)に前日は緊張してあまり眠れませんでした。家族に激励の言葉で見送られ、母に病院まで送ってもらいました。コロナ禍のため、病院内への付き添いもなしということでした。

 

9:30頃に病院に着いて、前回までに買い忘れていた紙おむつ(1枚入り)を売店で購入したあと、9:40頃に入院手続きセンターで入院申請書とコロナ対策の体調記録用紙、保険証、診察証、高額医療証明書(限度額適用証明証)などを提出しました。

(※高額医療証明書は事前に市役所へもらいに行っていました。その場ですぐにもらえました。入院前にこれを提出していたので、会計は自己負担限度額で支払えました。)

入院時に付けておくリストバンドを受け取って産婦人科外来へ。

 

外来の受付で本日入院と伝えると、熱を測り10分ぐらい待ったところで看護助手さんに迎えに来てもらって入院病棟へ行きました。

病室は4人部屋の窓側♩
看護師さんが説明に来てくれるとのことで緊張しながら1時間以上待ちました。(看護師さんお忙しいのね…)

 

看護師さんの説明では、手術前日から術後4日目(入院から退院)までの流れを聞きました。もういよいよ明日手術なんだと実感。記入していたパジャマやテレビなどの申込書も渡しました。

 

手術で左の卵巣を取るか取らないかの相談を先生としたかったので、看護師さんに「今日先生とお話できますか?」と聞いたら先生は出張から夜に病院へ戻るそうで、わたしが左の卵巣ごととってほしいと思っているということを先生に伝えてくれることになりました。

 

説明を聞いている時に昼食が到着。看護師さんがまた後でくると言ったのでとりあえず昼食を摂りました。病院メシは美味しくないと聞いていたけど、普段から基本的に薄味なので美味しくいただきました^^

 

食後に担当の薬剤師さんが来て、手術後に使用する点滴の薬の説明をしてくださいました。

15時頃に口腔外科に呼ばれ、外来へ向かいました。(やっと届いたパジャマを着てまったりしていたけどまた着替えた)

まずは血圧を測って中に入り、歯科衛生士さんに全身麻酔のための口腔清掃してもらいました。これで全身麻酔のための準備はバッチリ!

 

17時頃に看護師さんが病棟を案内してくれ、この時に身長体重も測りました。

ナースステーション(今はスタッフステーションって名前)に処置室と診察室があって、それぞれ呼ばれる場所が違うので覚えていてねと言われましたが、結局術後3日目の診察時にはすっかり忘れて違ったところに入ってしまいました^^;

シャワールームの予約の仕方も聞いたので夜の分の予約をとりました。(入院中は計4回シャワーができた♩)

 

18時に夕食。これ以降は断食なので手術前最後の食事でした。

 

実はこの日なぜが微熱があって…。家を出る時は36.6℃ぐらいだったけど、外来で測った時には37.1℃あって焦りました。入院中わたし専用の体温計を借りていたので、昼食後や夕食後など何度も測ったけどどれも37.2℃とか37.3℃とかだったので明日の手術延長になるかも!?と心配になりました。夕食後に看護師さんが様子を見に来てくれたので微熱のことを言うと、37.5℃以上になったらちょっとうーんって感じだけど今のところは大丈夫じゃないかなと言ってもらいました。明日の朝にシャワーを浴びれるので、この日の夜はさらっと浴びるだけにしました。

 

シャワーを浴びてからベッドにいると、先生が来てくださいました。

先生が「卵巣ごと取りたいの?じゃあ取ろうか。」とサラッと言ったので、ちょっとびっくり。「入院までにいろいろ考えて、再発が怖いのでさっぱりしたいなと思って。先生のお考えがなにかあるなら…。」と言ったら「特にないよ。若いから残そうとしただけだよ。」とおっしゃいました。ではお願いしますということで、手術同意書を書き換えていただくことになりました。

看護師さんが変更した同意書を持ってきてくれたので、「先生がさらっと承認してくださってちょっとびっくりしました。」と言うと、「最近は若い人も取りたいっていう人が何人かいるみたいだから本人の意思を尊重して無理に残そうとしなくてもいいと思われたんじゃないかな。」と言ってくださいました。わたしも最初から迷っていることを相談すればよかったなと思いました。

 

でも正直この決断は正直最後まで迷っていました。

腫瘍を取ったとしても10cm以上大きくなったなら皮がビロンと伸びてるのが気になるなと思ったし、再発したら嫌だし、入院前にあった謎の腹痛がまた来るのも怖いし、もともと妊娠の希望があまりなかったのでもしかして妊娠しにくくなるのかなという不安はなかったし…。

いろんな記事を読んで悩んだ結果、卵巣は片方なくても正常に生理がくるし妊娠する可能性もあるし女性ホルモンが崩れることもないとあったので取ることを決めて入院日を迎えたって感じでした。

 

今迷っている方は本当に最後まで迷ってもいいと思います。実際にわたしは、手術後はさっぱりした気持ちが9割、やっぱり残しておくべきだったんかなという気持ちが1割ぐらいでした。どんな決断・結果でもやっぱり自分の身体のことだし、しかも女性にとって大事な臓器なので自分の気持ちを優先していただきたいと思っています。

 

 

次回はいよいよ手術についてです♩

 

 

入院の準備

入院の準備として、持ち物の使い道や持っていって役に立ったものなどを紹介します。

 

少し話は違いますが、入院準備をしようとした術前検査の日(8/16)の夜と次の日にお腹がすごく痛くなったのでその話を少しだけ。

左下腹部、左腰、左脚の付け根あたりが、キリキリ、キュイーン、グーンという感じの痛さがあって、「やばい、入院を目前に捻れた??」とめちゃくちゃ不安になりました。

腫瘍を自覚した時に似た感じだったけど今までよりも痛みが強かった…。トイレに何度も行くけどお腹に力入れるのも痛いからスッキリ感はなく、立ってるものしんどい状態でした。

お腹を温めたほうが痛みが和らいだので、お腹にマフラーを巻いて温めて寝ていました。

捻れると激痛らしいけど、わたしは動けなくなるほどの激痛ではなかったので病院に連絡はせず様子を見ることにした結果、次の日(8/18)には痛みがなくなり、とりあえずホッとしました。

(先生からは捻れかけてたともなんとも言われなかったので、この痛みはなんだったのかはわかりません。)

 

 

入院準備に話を戻します。

入院案内所でもらったしおりと、看護師さんからもらった入院計画書に書いてあった持ち物を準備しました。

 

一般的な入院の持ち物としては、

箸、スプーン、湯呑み、洗面器、歯磨きセット、石鹸、シャンプー、リンス、下着、タオル、ティッシュペーパー、時計、筆記用具、ハンガー、ゴミ袋、シューズ、現在服用中の薬、診察券

と書いてありました。

 

わたしは洗面器は使いませんでした。

ハンガーはシャワーで使ったタオルを掛けることができるので便利です。

ゴミは毎日お掃除さんが回収してくださるので、小さい袋を何枚か持っていく方がいいと思います。

シューズはスリッパでももちろんいいですが、手術後すぐはかなりよちよち歩きなのでシューズのほうがいいと思います。

パジャマは病院で貸し出しをしてもらいました。

病室は乾燥しているので、化粧水、保湿液、ハンドクリームもあるといいと思います。

 

腹腔鏡手術において必要な持ち物として、

Lサイズのテープ止め紙おむつ1枚、夜用ナプキン1パック、昼用ナプキン1パック、バスタオル1枚、ストロー付きお茶2パック

などがプラスで必要となるようでした。

 

紙おむつは手術で目が覚めたときに穿かされていました。尿道カテーテルを入れるので、術後1日目で歩いて自分でトイレにいける様になるまでは紙おむつ生活でした。(1枚売りは病院の売店で購入しました)

ナプキンは術後すぐは看護師さんが変えてくれていて、退院までは出血があるかもしれないので自分でこまめに変えていました。

バスタオルは何に使うんだろうと思っていたけど、看護師さんに体を拭いてもらったり着替えさせてもらうときに上からかけて隠してもらう役割を果たしていました。そのほかに、病院の枕が高かったのでわたしは枕がわりにも使っていました。

ストロー付きのお茶は、術後すぐは頭が上げられないので寝たまま飲むのにとても便利です。たくさん水分を摂りたい方は何本か持っていくといいと思います。

 

わたしはこれらにプラスして、耳栓、ふりかけ、ノート、本をたくさん、テレビ用のイヤホンなどを持っていきました。

 

耳栓とふりかけは、入院経験者の友達に勧められたので持っていきました。大部屋だとなにかと気になる人は耳栓があるといいと思いますが、わたしは幸いにも使わなくても大丈夫でした。コロナで面会が禁止なのでさらに静かだったからだと思います。

ふりかけはおもゆにかけて食べました。病院のご飯は味薄めです^^;

ノートは、入院日記みたいなのを殴り書きで書いたり、ぼーーっとしているときに退院したらこれやろーっと思ったことのメモなどを書いたりして暇つぶししていました。

イヤホンはテレビを見るときには必ず装着します。備え付けのものもあるかもしれませんが、自分ものがいい方は持って行った方がいいですね。

スマホの充電器もお忘れなく!

 

はじめての入院だったのでどんな感じかわからないまま準備しましたが、特に困ったことはなかったです^^
なにかあれば売店で買えるだろうし、あまり気負わなくても大丈夫だと思います。

 

次は入院、手術のお話です♩

 

 

術前検査の日

8/16は朝8:30から昼の14:30頃までかかって術前検査を行いました。

この術前検査の流れは、8/2の初診のときに看護師さんから説明を受けていました。この日は人生で初めて自己血を400ml採取する(献血にも行ったことがない)し、MRI検査の結果を知るということで、前日からずっとドキドキ。

 

手術の説明を一緒に受けるし、自己血採血後は車の運転もしないほうがいいということで母に同伴してもらいました。

 

まずは8:30に病院で受付をしてから血液検査と尿検査に行き、その後、心電図と肺機能検査に行きました。

 

肺機能検査は初めてで、限界までフーーーっとやるやつで結構大変という噂を聞いていたので意気込んで現場へ。

部屋に入って機械に向かって座り、検査技師さんに説明してもらって鼻に栓をされ、チューブを口に咥えました。

最初は普通の呼吸を限界まで吸って吐いてを何度か繰り返しました。普段は口呼吸をしないし、趣味のヨガをするときは腹式呼吸を意識するので、口と肺で呼吸するってどういうふうだ!?とちょっとプチパニックでした。

次に限界まで吸ったら勢いよく思いっきり吐くことをしました。(これが噂の!)

機械の画面にイルカが出てきて、水面からジャンプしてボールにタッチするアニメーションがあったのでそのイルカと共に頑張りました。ここまで届こう、みたいな線にギリギリ届かず、検査技師さんにも「もっともっともっと吐いてーー」と言われたけど、もう限界〜〜となっていました。(きっと顔真っ赤になりながら)

もうちょっと行けそうということで(かな?)もう1回最初からやりました。2回やった結果、2回目のほうが結果が良かったようで、わたしの年齢や身長体重から計算する予測値を測定値が上回っていたので心配なさそうでした。

 

その後、胸部レントゲンと口腔レントゲンを撮りました。

 

10時頃にそれらの検査を終え、産婦人科外来で受付をして待ちました。その日はお盆明けということもあってかとても混んでいたので、口腔外科の受診を先にすることになりました。

 

手術では全身麻酔を行う際に口から気管チューブをいれるため、口の中の細菌が肺に入って肺炎を起こすのを防ぐために、口腔ケアが必要になるそうです。またグラついた歯や欠けそうな虫歯がないかもチェックします。

この日は口腔外科の先生が口の中とさっきのレントゲンを見て歯の状態をチェックするだけでしたが、手術前日(入院当日)に歯科衛生士さんに歯のクリーニングをしてもらいました。

 

その後、また順番が変わって先に自己血採血に行くことに。

自己血を採りにいくためにはお医者さんの診断が必要なので、担当医ではない先生でしたがOKをもらったので行きました。(貧血はないかなどの簡単な診察)

 

自己血採血をする前は、気分が悪くならないように十分に睡眠をとり、食事と水分もしっかり摂るように言われていました。これを考えれば考えるほどこの前日眠れず…。今思うとなんであんなに心配していたんだろうと思うほどドキドキしていました。

自己血採血を行う点滴センターに行くと、そこはカーテンで仕切られて照明が抑えられた静かな空間でした。

 

看護師さんにいざなわれ、途中で水分が摂れるように持参したストロー付きのパックのお茶をテーブルにセットして椅子に座りました。

看護師さん2人がとーってもいい人たちで、リラックスできるようにずっと優しく声をかけてくださいました(よほど顔が強張ってたのかな)。ビジネスクラスか!?と思うほど快適なおもてなしをしてもらいました。

血管が太いところが右腕で、朝一に血液検査で針を刺したところと同じような場所に刺すことになりましたが大丈夫でした。左腕に血圧計とパルスオキシメーターつけて、最初と途中2〜3回と最後に測りました。

1時間ぐらいかかるのかなぁと思っていましたが、順調に血が流れて(出て?)くれて、10分もいかないぐらいで100ml採れました。思ってたよりめちゃ早いし気分悪くならないし全然しんどくない♪昨日のわたしに教えてあげたかった(笑)

 

30分ほどで400mlの自己血採血終了。

「採った血液見れそう?大丈夫?」と聞かれたので「見たいです!」と即答。思ってたより小さめの袋に、思ってたより暗めの色の血液がパンパンに入っていていました。これを間違えたりなんかしたら大変だから、看護師さんたちと一緒に何度も名前を確認しました。

気分が悪くなるといけないので、その後10分ぐらいはそのままの体勢でゆっくりしました。その間も看護師さんはそばにいていろいろ声をかけてくださいました。

 

今回は手術での出血を想定して主治医の先生が400ml採取すると判断されたのですが、実際には使わないかもしれないし、最悪足りなくなって他人の血を輸血するかもしれないとのことでした。

 

しばらくしても体調や気分は悪くならなかったので、よくしていただいた看護師さんたちに深くお礼をして産婦人科の外来に戻りました。は〜今夜はよく眠れるぞ〜。

 

ついに主治医の先生とのお話の順番がまわってきました。

前回(8/2)の血液検査の、まだ検査中だった腫瘍マーカーのAFPとCEAの値、今朝の血液検査や尿検査の値、その他の検査の結果は問題なしでした。

 

そして8/5のMRI検査の結果が…ドキドキドキドキ…

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ドーン!(皮下脂肪は見ないフリ!)

たしか、上がおへそ側で下がお尻側です。

 

腫瘍が大きすぎて片方の卵巣は見えないと言われていましたが、検査結果は左側の卵巣が約13cmの大きさになっていて、右側の卵巣は通常の大きさで異常なしだそうです。

(大きな爆弾の左下にあるのが右の卵巣、右下にある黒っぽいものが子宮だと言われたと思います。)

横からの写真は載せてないのですが、お腹がほぼ卵巣で埋めつくされていました。

 

腫瘍の中の色がついている部分は、脂肪かたまりかなにかだそうです。

もういろいろびっくりですよね。もともとお腹はポッコリ体型でしたが、腫瘍に気づいたときには明らかにポコっとしていて、それも納得って感じの大きさでした。

よくもまあこんな大きな爆弾があってフラフープとか遊びでバレーボールとかやっていたなぁとゾッとしました。

 

先生からは、画像検査の結果はやはり皮様嚢腫なので手術では腫瘍部分の核出をしましょうと言われました。この時点ではわたしは実は迷っていて…(後日ブログで記します)

 

あとは術前や術後の注意点や合併症、全身麻酔や薬などについての説明を受けました。

術後にガスを積極的に出すことや排便の大切さを知りました。(手術で腸などが傷つき、人工肛門になる恐れもあるそう。)

 

先生とのお話が終わってから、看護師さんから入院に向けての準備の話があり、入院日に持ってくるいろんな同意書を渡されました。

また、麻酔科の先生ともお話しをしました。家族の中に、全身麻酔をして気分が悪くなった人はいるかと聞かれ、姉が目が覚めた後に吐いたことがあるということを伝えました。

 

ここまですべて終わったのが13時過ぎで、14時からPCR検査だったのでお昼を食べずに少し待ちました。(PCR検査は、検査前30分の間にうがい、歯磨き、飲食は禁止のため)

 

PCR検査は手術を受ける患者さん全員を対象に無料で行う検査で、病院の敷地内にコンテナがいくつか置いてあり、その中で各自唾液を採取しました。

テーブルと椅子とティッシュが置いてあるだけの個室に入って、ヨダレをたらーっと細い容器に入れる姿が、誰にも見られていなかったけどなんとも恥ずかしかったです。

ぺっと吐いてはいけなくて自然に出てくる唾液を摂取するので、スマホでレモンや梅干しの写真を見て頑張って唾液を出しました。ただなかなか上手に出せなくて、わたしは時間がかかってしまいました。

ここまでという線までギリギリ溜めることができ、蓋をして係の人に渡して終了。

 

14:30頃にやっとすべての検査が終わって会計に向かい、保険手続き中で保留していただいていた会計をこの日に全て行いました。

 

8/2の初診日は約7,000円、8/5のMRI検査はすべて自己負担の5,700円、8/16は産婦人科(再診)が約5,000円、口腔外科(初診)が約4,000円でした。高い…(涙)

 

次回に続きます♩

 

 

MRI検査

8/5、通常の診断時間外にMRI検査の予約をいれてくれたので夕方病院へ。

 

MRI放射線の心配もないし、痛くも辛くもないけどただ音がうるさいらしい。

人生で1回は経験するのも悪くないな、とか思う。

 

MRI検査の注意点として…

・体内にペースメーカーや金属、磁石を使用した入れ歯やインプラントなどがないこと
・時計やアクセサリー、エレキバンなども外しておくこと

・アイシャドー、マスカラ、アイラインなどの化粧はしないこと

・カラーコンタクトはしないこと

などが挙げられます。

 

強い磁気のため電化製品は使えなくなったり、化粧やカラコンは成分により発熱したりする恐れがあるとのこと。発熱とか怖すぎるので当日はスッピン眼鏡で行きました。

また検査前は絶食なので、この日は昼食は摂らず、水分も少量で夕方まで過ごしました。

 

MRI検査の受付に行くと、検査着に着替えました。下は下着(パンツ1枚)のみ。

検査技師さんの指示でネットで見たことあるあの機械に横たわると、お腹の上になにか乗せられました。結構ずっしりしたけどどんなんだったんだろう?
そして音が大きいので緩和するために?ヘッドフォンを装着しました。いろんな方のブログではクラシックとかオルゴールなどのヒーリングミュージックを聴きながら…と書いてあり、わたしの場合もジブリのオルゴールでした。ジブリ大好きだから嬉しかった(^^*)

 

技師さんに「検査時間はだいたい30分ぐらいです。動かないようにしてくださいね。」と言われました。動くと正しく撮影できないみたいで、そう言われると緊張してモゾモゾしてしまいそう…と心配しましたが、結果的には大丈夫でした。

 

台が動き、ゆーっくり中に入っていきました。

閉所恐怖症の人は少し怖くなるそうですが、わたしはむしろ安心できる空間って感じでした。(カプセルホテルみたいなところで泊まるのも好きなほう)

 

しばらく特に大きな音はせず…「あれ、これもう撮ってるのかな、全然大きな音しないじゃん」と思ったところで、いきなりガガーッと音が鳴り始めました。

工事現場みたいと表現されていたけど、まさにそんな感じでした。

 

ズガガガガ、ピピー、ドゥンドゥンドゥン、ピロピロピロ、グイーン。

 

音が無くなったと思って油断すると再び大きな音がする!というのが繰り返されました。

そんなことが続いていると思ったら、背中も暖かくてわたしはいつの間にか寝てしまっていました。

 

「はい、お疲れ様でした〜。終わりましたので台が動きますね〜。」みたいなことを言われ、台が動いたことでびっくりして起きました。

ドキドキしてたけど、寝ちゃうほど全然怖くない検査でした。

 

終わってから起き上がって、技師さんに今撮ったものは見ることができるか尋ねたけど、やっぱり見れませんでした。

残念、また8/16の先生とお話しするまで不安が続くのか〜。

 

 

そういえば、わたしは8月から保険が変わったんです。

その関係で保険証が間に合わず、8/2の初診の分から実費だろうなと思っていたら、この病院では「保険手続き中」として会計を保留してもらい、2週間後の8/16にまとめて支払うことができました。

そのことが登録されているので、このMRIのあとも支払いなく帰宅しました。

大きい病院だとこのような対応をしてくれるところが多いようです。

 

次回は術前検査の日についてです♩

 

 

いざ、大きな病院へ

8/2、紹介してもらった大きい病院へ。ベテラン先生は、初診は必ず家族同伴で!ということだったので母と一緒に行きました。

普段全然病気しないし、大きい病院なんて初めてでドキドキ…。紹介状を持っているので初診とは違ってあまり待ち時間なく受付をしました。

 

産婦人科の外来へ行き問診票を記入にして待っていると、若い研修医の男の先生に呼ばれました。やっぱり婦人科系なので男性の先生に見られるには抵抗があるけど仕方がない…。

どういった経緯でここに来たのかということから、紹介元のクリニックで聞かれたことと同じようなことを問診されました。その時は左側の腰痛がひどくて、立ってても辛いということも伝えました。

その後また待合室で待っているといよいよベテラン先生に呼ばれ、少しお話ししたあとそのまま内診へ。さっきの研修医の先生も一緒に。恥ずかしい〜。

カーテンの向こうで「腫れてるね〜。ん、充実部か?…ここがこうで…ボソボソ…。」気になる〜〜!

 

え、充実部があるってことは悪性なの??ってなりながら恥ずかしさと不安でいっぱいになりました。

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内診のエコー写真はこんな感じ。

なにがなんだか全然分からないんですが、左の写真が腫れてる卵巣部分だそうです。

右下にある大きさの数字にびっくり!!え!?15cm!?

わたしのお腹の中に15cm×12cmの丸い塊が!そんな爆弾があるなんて!!

この片方の卵巣が腫れすぎてもう片方の卵巣が隠れていて見えないそうです。

左の写真で白く写ってる怪しい影が怖くて先生に聞くと、「皮様嚢腫だろうから、髪の毛の塊じゃないかな」とのこと。そんな塊になってあるもんなんですか!?と尋ねると、もっといろんな塊がたくさん入っている場合があると仰っていました。

 

内診のあといったん血液検査のための採血をしに行きました。採血もあまり経験したことはないので痛いのかなぁと心配でしたが、超手際のいい看護師さんのおかげで全然痛くなくて3、4本さくっと採られました。

 

検査の結果が出るまで1時間ほどかかるということで産婦人科外来の待合室で待ちました。

検査する内容はほとんど一緒だと思うけど、小さなクリニックは外部に出して検査するから1週間ほどかかるのに対して、大きな病院だとその場で検査できるみたいです。

 

 

検査結果が出て先生の話を聞きに行くと、腫瘍マーカーと言われる、AFP、CEACA19-9CA125、SCCに大きな異常はないとのことでした。

卵巣ガンについてはCA19-9CA125に注目すると読んだことがあったので、検査結果の紙をもらったときにそこをガン見すると、CA19-9(基準値0〜37)は4.50、CA125(基準値0〜35)は19.1でした。今まで2回行った血液検査で高い値は出なかったので不安は減りました。

 

その後、腹腔鏡手術についての説明を受けました。

腹腔鏡手術は、傷が小さいので治りも早いし痛みも軽いので患者さんの負担はかなり減るというメリットがあります。

この病院では基本的に「単孔式腹腔鏡下手術」を行うそうです。それは、おへその1箇所だけ穴を空け、その穴を吊り上げてお腹の中の異物を摘出するというものです。

わたしの母と姉が受けたことがある腹腔鏡手術は、おへそと下腹部3箇所ぐらいに小さな穴を開けてお腹にガスを入れて膨らませるものだったので、腹腔鏡手術にもいろんなやり方があることを初めて知りました。

 

全身麻酔を行うので、その点のリスクの話もありました。

喫煙は厳禁です。タン多くてその切れも悪くなり、重症の肺炎になるかもしれないからです。手術までに1本でも吸ってしまうと手術を中止するかもしれない、と書いてあるぐらい厳しかったです。わたしは吸わないのでなにも苦労はなかったのですが、喫煙者の方は大変ですが禁煙がんばってください(>_<)

そして、こちらが大変…。それは「肥満」!!わたしはBMIは普通レベルですが、ぽっちゃり体型で肥満寄りの普通なのでちょっと注意が必要と言われました。肥満だと、内臓の脂肪のせいで視野が狭くなることをはじめ、呼吸管理が難しくて呼吸不全の頻度が高くなることや、静脈血栓(いわゆるエコノミー症候群)や腸閉塞などを起こしやすくなるというリスクがあるのです。

これを聞いて、手術までにお菓子とお酒を我慢して気持ち(800gぐらい)落としていきました。

(ちなみに先生は、減量のためにはスロージョギングがおすすめと仰っていました!腫瘍がとれて元気になったら始めてみようと誓いました!←本当か?)

 

そして手術において、良性ならば腹腔鏡手術だけど悪性が疑われる場合は開腹手術になることもお話しされました。

付属器摘出か嚢腫部分摘出かという話になり、わたしはこれだけ腫れていたら卵巣ごと摘出かなと思っていましたが、先生は嚢腫部分のみの摘出をして縫い合わせる方法で大丈夫だと仰いました。不思議なもので、卵巣は皮だけになっても妊娠することができるそうです。

わたしはまだ未婚で将来のことがあるので、先生が残す方向にしてくださいました。

 

 

手術は約2週間後の8/20になることに決まり、入院は8/19〜8/24となりました。腫瘍が大きかったので、お盆休みを挟んで早めに設定していただきました。

手術の準備として8/5にMRIを撮りにくることと、8/16に術前検査(手術説明、自己血採血、口腔ケア、PCR検査)をしにくることも決まりました。

 

別室に移され、看護師さんから今後の日程(主に8/16の術前検査について)の説明を受けました。詳しくはそれぞれの記事を書くときに載せます。

 

帰る前に入院受付センターに行き、入院日時と部屋の希望などを登録して、パジャマ貸出しやテレビ・冷蔵庫の申込書などと入院についての冊子をもらってきました。

 

今回の入院に際してコロナ対策として行動が厳しく制限され、入院の2週間前から朝と夕方の体温を記録することと、外出の内容を簡単にメモすることが課されました。もちろん不要不急の外出は避け、同居している家族以外の人とは飲食を共にしないということも言われました。

ちょうど仕事も調整できる時期だったので、今まで以上にコロナに警戒して入院日までほぼ家にいる生活をしました。

 

この日はいろんなことを言われて頭も心もいっぱいいっぱいでしたが、とにかく何事もなく無事に手術日を迎えられるように祈るばかりでした。

 

次に続きます♩

 

 

腫瘍マーカー検査の結果

7/29検査結果の日。

この日までに緊急で病院から電話がかかってくるようなことがあったら結果が悪いかもしれない…と毎日ドキドキしていました。

 

腫瘍マーカー検査は、がん細胞に反応するのでその数値である程度のがんの判断をしたり今後の治療の方向性を決めていく目安?となるものだと思います。(間違ってたらごめんなさい。)

ただ数値が高いからがん、低いからがんじゃないと言えるものではないそうです。

 

卵巣がんは主にCA125という値を見ます。基準値は35U/mlなのでそれを超えていませんように!と願うばかりでした。

 

予定通り病院へ向かい、順番を待ってついに先生の前へ。

心臓はバクバクで、先生が口を開くときには倒れそうなほど緊張していました。

「うんうん、乳がんの心配はなさそうだね。」

「え、乳がん『は』って…」と血の気が引いたとき、

「うん、他の腫瘍マーカーの値も問題ないね。」

「ほんとですか〜!よかった〜!」と、とりあえず安心して力が抜けました。

先生が見ていた検査結果をチラ見したら、CA125の値は13U/mlでした。

 

手術をする病院を3つの中から選ぶということだったので、母もお世話になったことにある病院を選びました。

前回の記事で母も卵巣嚢腫だったと書きましたが、その11年後に子宮腺筋症という病気で腹腔鏡手術を行なっていたのです。その時に主治医だった先生(腹腔鏡手術を得意とするベテラン先生!)にお願いすることになりました。

なかなか気難しい先生らしく、女医さんが対応法を教えてくださいました。(笑)

 

今回の再診のときに、いろいろ心配していた質問をメモ書きして持ってきていました。

例えば、もうすぐ生理が始まりそうだけど内診は大丈夫か、この5日後にコロナワクチンの2回目を接種する予定だけど大丈夫か、痛み止めは積極的に飲んでいいのか、1ヶ月後に泊まりの仕事があるけど大丈夫か…などなど。

先生が「病院の紹介状を準備するから待合室で待っててね。そのメモ預かるよ。あとでもう1回喋るからその時にまとめて言うね。」と言ってくださいました。

先生にいろいろ聞きたい時はメモを持っていくのがいいですよ!

 

紹介状を準備してもらうときに改めて、家族の中でがんや糖尿病などの人はいるかということや、月経の症状、性行為の避妊法などを細かく聞かれました。それらの情報と共に、11年前の母のことも記載していただきました。

 

最後の先生とのお話では、大きい病院の初診は8/2になったということ、先程のメモの回答(どれも大丈夫とのこと!)、気難しい先生の言うことをよく聞いてねということ、最後に「頑張ってね!」と激励のお言葉をいただきました。ありがたい!!

 

紹介状の金額は1,500円ほどかかりました。

 

次回は大きい病院での初診の様子を記します♩